「求人を出したのに応募がない」とき、最初に給与を上げたり媒体を増やしたりしたくなるかもしれません。まず確認したいのは、どの段階で人が離れているかです。表示されていない、見られているが応募されない、応募はあるが採用につながらない。この三つでは打ち手が違います。

1. 表示数と閲覧数を分けて見る

求人媒体の管理画面で、掲載開始日、表示数、閲覧数、応募数を同じ期間で並べます。表示数が少なければ、職種名、勤務地、雇用形態など、探す人が使う言葉と求人の設定が合っているかを確認します。閲覧があるのに応募がない場合は、求人を開いた後の情報を点検します。

最初の確認項目:「表示 → 閲覧 → 応募」の数字を一枚にまとめ、前週と比較する。

2. 職種名を社内用語のままにしない

会社で通じる肩書きが、求職者に伝わるとは限りません。例えば「事業推進メンバー」だけでは仕事内容が見えにくいもの。職種名の直後に、担当する仕事を具体的に補足します。「何を、誰に、どこまで担当するか」を冒頭で示すと、読み手は自分に合う仕事か判断しやすくなります。

3. 入社後の一日を想像できる内容にする

「アットホーム」「成長できる」といった表現だけでは、職場の違いが分かりません。担当業務の比率、最初の一か月に覚えること、一緒に働く人、評価のしかたなどを確認して書きます。社員に「応募前に知りたかったこと」を聞くと、原稿に足りない情報が見つかります。

4. 条件の曖昧さと応募時の負担を減らす

勤務地、勤務時間、休日、給与の決まり方、選考の流れが曖昧だと、興味を持った人も次へ進みにくくなります。スマートフォンで求人から応募画面まで実際にたどり、途中で迷う箇所や入力項目を確認しましょう。必要な情報は残しつつ、最初から求める入力は絞れるか検討します。

5. 原稿を直した後は、応募後の数字も見る

応募件数だけが増えても、面接につながらなければ採用活動は前に進みません。応募から初回連絡、面接設定、面接実施までの件数を同じ表で追います。変更を一度に重ねすぎず、どの原稿や導線が効いたか振り返れるようにしましょう。

求人原稿で伝えられることには限界があります。社員の声や仕事風景を載せられる企業アカウントも、仕事内容を具体的に伝える補助になります。

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